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Exhibition in Paris
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ラジオ形式のフランス個展報告です。 曲をお持ちの方はおかけください。持っていなくてもどうにか手に入れてください。 酒田君、ご協力ありがとうございました。 いらっしゃい。急に頼んでゴメン。 ― あ、おじゃまします。本当に今日、日本に着いたんですか? うん、さっき。ツグちゃん、しばらく見ないうちに背がのびたねぇ。1年以上たつかな? ― いえ、伸びてないです。 いー、いー、小さくていいから、君は。大丈夫、落ち込まないの。急いでるから、さっ、始めよ。 ― はい、じゃぁ、始めます。 *Opening song* Arrivee des camionneurs (Ballet) 個展 ― お帰りなさい。フランスでの個展はどうでしたか? オープニングの日に地下鉄のストライキがあって、誰も来ないんじゃないかと心配してたんだけど、雨の中じわじわ集まってくれて嬉しかった。印象的だったのは興奮気味の学生さんで、彼は英語が下手らしく、恐縮しながらまくしたてていました。私のほうも英語だめでしょ、30分程ありえない言語でキャッチボール。 ― それは批判されてたんですか? 誉めてた。たぶん。(笑)だって、汗かきながら笑顔だったし。また来ると言っていたし。例え批判的な人も、理由をハッキリ言ってくれます。年齢層関係なく、ちょっとでも興味があるとガンガン質問をしてくる。 ― フランス語でガンガン言われると迫力ありそう。フランス人といえばトルシエくらいしか思い浮かばないですけど。 作品についてはもちろん、自分の生い立ちについて、自分の国(日本)についてどう思うのか。最初に世間に絶望したのは何歳の時か。カワイイって一体どういう意味なんだ、とか、いろいろです。相手が乗ってきたら、こっちもたくさん喋らないといけない、通訳してもらっている立場なのに、じれったかった。自分の言葉で話せるようになります!ここで宣言。 ― 全体的な展示の様子を説明してもらえますか。 ギャラリーには3つの部屋があって、ひとつには「りさ・キャンペーン 6号、8号、NYツアーでの倫子写真」、もうひとつはビデオ「NYツアー、California、銅像パフォーマンス、11号」、で、三つ目が「子宮に帰りたい、潜れ飛び込め!、KAWAII、もじもじ急行、他」などの暗いイメージの部屋。ずっと前から「6号」と「子宮、、、」を同時に見せたいと思っていた。 ― 「白」と「黒」ってことですか? そう。自分が生まれてからのことを振り返ると、「黒」な自分が先にあった。「黒」は、自分が自分で見たくないところや、出そうだけど隠してきたところが核になってる。その反動で「白」である、りさキャンが出たんだと思います。 ― じゃぁ、りさキャンとは、りささんにとって何なんでしょう? 理想的な、、、景色?風景?出会い?精神?体力?引越し番長?、、、うまいこと言われへん。 ― 今のは川内さんの真似ですか? 惜しい。倫子の母ちゃん。真似じゃなくて入ってきた。 ― 今のお話をまとめると、「白」と「黒」の真ん中がりささん。 ん?真ん中?と、言うより両方同時にある、、、真ん中でいいのか。 ― 僕はよくしらないんですけど、作品ってそこでうられているんですよね? そう。すぐにに売れたのは「もじもじ急行」、「子宮、、、」。 ― 11号を買ってくれたというのもその人かな。 うん。それが個展のきっかけだったから。6号と11号のコピーを両方買ってもらいました。何しろ初めて熱心に買いたいと言ってもらって嬉しかった。わざわざアトリエまで来てくれたし。 ― 初めてだったんですか? うん。その時に私の作品をひとことで言い表わしてくれたんだけど、それがビンゴで完璧だった。 ― それ、知りたいですー。 言わないですー。 |
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キャンペーン ― 6号と一緒にパリの街に出たそうですが。寒そうですね。 はい。キッチリ、バッチリ、寒い。着いた日から雨が続いていたんだけど、二日間予定日を決めたら、その日だけ晴れました。まず、バトーパリジャンでセーヌ川をクルーズ。橋の上を歩く人々、川にたたずむ人々に手を振り、、、なんとなくロイヤルでしょ。あと、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ、ルーブルetc.寒くてクラクラした。 ― スタッフはいたんですか? オーナーのJean ? Luc とビデオカメラマンのMichelと奥さん。 ― 滞在中のボイス[ blanc bebe 6 ] を読んで、6号はもう見れないのかと心配したんです。 あれは、私と6号のラブソング。6号がもう傷んできて、限界を感じたのは本当。修理しても空気がすぐに抜けてきてしまう。老人(6号)を労わるためにも、そろそろ隠居させようかとは思ってる。と、言いつつ「砂漠は行かないといけないなぁ。」と考えたり。労わるどころか、灼熱で溶けるね。いっそのこと溶けてしまいたい。土になりたい。 ― 最近、ある方に「りさはキレると消える」と聞いたので、無謀な撮影をして怒られて、逆ギレしたのかもしれない、、、とも思いました。 誰が言ったんだ(笑)。ビデオカメラも撮影アポイントも彼らに一任してたから大丈夫。私は背負うことに専念、シャンゼリゼでは車に轢かれないことに専念、犬の糞を踏まないことに専念、それでも踏んだけど。撮ったビデオはまだパリにあって、何処かで見せる時には彼らにことわる必要があるね。今まではそういう連絡が面倒だったけど、これからはどんどん任せてしまおうと思った。共同作業してできた人間関係が増えていくならそれでいいやと思って。 ― 今、僕が任されています。 そう、ノーギャラで、近所で、小さいから(笑)。安・近・短。 ― 6号の本物見たことがないので、Xデーが決まったら教えてください。 見てないの?信じられない。ナマを見なさい、今からパリへ飛びなさい。ついでに砂漠ツアーのスポンサーを探して来なさい。 ― 僕、飛行機乗れないんです。 お酒も飲めない。 ― はい。 |
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パリ・その他 ― 他の時間は何をしていたんですか?美術館とカフェがたくさんあるんですよね。 行こうと決めていた美術館やギャラリーエリアは行きました。ギャラリーのストックルームの作品を見たりするのも新鮮だった。 よく展示がいっしょになるチェ・ジョン・ファさんの作品が山のようになってた。本棚には美術雑誌がたくさんあって、読めないなりに漁ってた。あとは日本にいる時と同じ。木材を買って台を作ったり、画用紙買って日本でのバイトをこなしたり、市場に行ったり、本を読んだり、あとは知り合いになった人達との食事したり、日本へポストカード出してみたり。 ― 僕には届いた憶えがありませんが。 その記憶は正しい。 ― やっぱり、アーチストだったらパリに住みたくなったりするんですか? また展覧会をしに行きたいです。制作と展示の期間だけなら住みたいけども、ただ移住するというのは考えてない。面倒でも日本を拠点にして各国を行ったり来たりしていたい。ほんの3週間くらいのパリ滞在だったんだけど「自分が自分の話を(意見を)言えてないし、言おうとしていない」ことを痛感した。作品の話に限ったことじゃなくって、世界についても日本についても、全部、些細なことまで。言葉が不自由だからというのも理由にならない。ずっとRichard夫妻の家に居候させてもらっていたんだけど、夕食の時間にいろいろな話をして勉強になった。アートの話以外にもいろんなこと。出会えてヨカッタ。外国も日本もまだ行った事のない所へ、どんどん旅行しようと思う。展覧会でじゃなくても、時間とお金ができたら、サクッとね。 ― きっと、ウルルンだったんですね(笑)。 「さとうりさが出会った〜!」 ― またそこで個展をやれそうですね。 やります。 |
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ロンドン ― ロンドンは行けたんですか? 行きました。弟の通う大学の寮に泊まっていました。男子の棟だったので、貴重な(!)体験でした。キッチンには何箇所か「腐海」が生まれており、、、(笑)。ロンドンは初めて行ったんだけど、そこで生活している人の話を聞いて倍速で情報を得れた。各国から留学しに来ている人達にも会えた。建築を勉強している人達だから、共通する話題も多少あったしね。みんな、ありがとう。ガンバレー。 ― ロンドンといえば、ピアスした人がたくさん歩いているような、、、観光って何を見ればいいんだろう。 美術館も見たけど、彼らのお勧めビューポイントへ行ったり、郊外へ出たりしたのが印象深い。曇りの日が多いから、晴れると外にいたくなっちゃって、ここでもクルージングした。バスも眺めがいいから、街がよく見えるし。でも初日にやったのは、弟のバイトのアシスタントやった。グッときたぞ、ねーちゃんは。 ― で、ウルルンだったんですね。 「出発の朝、、、」 |
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― では、最後に今後の予定をお願いします。 3月2日から一週間四国(愛媛、新居浜)で制作し、その後ふらついてきます。 2月27日からは岡本太郎美術館で「良い友」(2000年)が展示されていますので、見に来てください。 3月27日からはランデブー展です。 ― 岡本太郎美術館のほうに、りささんはいるんですか? うん、パフォ―マンスするかもしれないから、いる日もある。 ― 黒い作品は見たことないから行ってみます。 えらい!ツグちゃんも勉強がんばってください。 あ、その「良い友」っていう作品、ツグちゃんより背高いよ。 ― へ? *ending song* 夢の中へ /井上陽水 <構成> さとうりさ <聞き手・テキスト> 酒田隼継 <画像> Jean-Luc Richard, さとうりさ <個展関連記事> Webeyes http://www.webeyes.org/ <協力> アストラ・ザ・スタジオ |
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